(仮訳)ポー平原の乾燥した生息地に産したハナゴケ属地衣のイタリア新産種2種
Gheza, G. et al., 2018. Two Cladonia species new to Italy from dry habitats in the Po Plain. Herzogia. Available at: https://bioone.org/journals/Herzogia/volume-31/issue-1/099.031.0112/Two-iCladonia-i-Species-New-to-Italy-from-Dry-Habitats/10.13158/099.031.0112.short [Accessed June 8, 2019] 【R3-06293】2019/6/8投稿

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3行まとめ

イタリアのポー平原においてイタリア新産種のCladonia conistaおよびC. pulvinataを採集した。
これらはそれぞれ乾燥した草地の4ヶ所、5ヶ所で見出され、同時に発生することもあった。
本報告によりイタリア産のハナゴケ属地衣の既知分類群数は82に増加した。

(イタリア新産種)

Cladonia conista (Ach.) Robbins
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【よく似た種との区別】
Cladonia chlorophaea(ジョウゴゴケ)
イタリアに分布する
乾燥した草地に発生する
子柄が”scyphose”である
子柄に粉芽を伴う
地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む
本種と異なり地衣成分としてブルゲアン酸を含まない
Cladonia fimbriata(コナジョウゴゴケ)
イタリアに分布する
乾燥した草地に発生する
子柄が”scyphose”である
子柄に粉芽を伴う
地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む
本種と異なり地衣成分としてブルゲアン酸を含まない
Cladonia humilis(ニセヒメジョウゴゴケ)
イタリアに分布する
乾燥した草地に発生する
子柄が”scyphose”である
子柄に粉芽を伴う
地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む
本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを含む

(イタリア新産種)

Cladonia pulvinata (Sandst.) Herk & Aptroot
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【よく似た種との区別】
Cladonia cervicornis(オオバハナゴケ)
イタリアに分布する
本種と異なり基本葉体の小鱗片が直立し切れ込みが少ないのではなくより切れ込んで巻く
本種と異なりプソロミン酸を含まない
Cladonia verticillata
イタリアに分布する
本種と異なり基本葉体の小鱗片が直立し切れ込みが少ないのではなくより切れ込んで巻く
本種と異なりプソロミン酸を含まない